274641 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

行こか戻ろかイギリス生活

行こか戻ろかイギリス生活

2001年2月 -ダブリン・パブ Castle


当時師事していたアナ先生がダブリン・クライストチャーチ前のパブでパフォーマンスを行い、生徒全員で観に行く。クラスの中から上手な生徒4人が選ばれ、ハレオとセビリア-ナス(カスタネット付き)で参加。(もちろん私は入っていない。カメラ係に徹する)

入場料5ポンドのパフォーマンスは、前半がアイリッシュダンスで後半がアナ先生一行のフラメンコ。

さすが地元だけあって、アイリッシュダンスでは観客は大盛り上がり。アイルランドをこよなく愛する皆さんは、会話もゲーリック語(アイルランド西部の一部で今でも話されているいわゆるアイルランド語。イギリスに侵略される前は、英語ではなく国全体がアイルランド語を話していたとか)でなさっている。

また、アイリッシュの特徴として、自分達の文化に外国人が興味を示すと異様に喜ぶ。当然私のような東洋人は格好のターゲットで、皆から口々に「アイリッシュダンスをどう思うか?」「ダブリンは好きか?」等と聞かれ、リバーダンスなどを引き合いに出しながら無難にこなす。お世話になっている国(不本意ながら)の国民にお礼をする事は忘れない。

アナ先生は、当時の私には曲種の区別もつかなかったが、カスタネットをふんだんに取り入れた踊りを3-4曲踊って、アイリッシュのハートをしっかりキャッチ。フラメンコとフラミンゴの区別もつかないダブリン市民の心に確かに一石を投じた。

最後に生徒達によるセビリア-ナスが終わった所で、アナ先生が「会場にはたくさんのフラメンコダンサーが来ています」と紹介。えっ、それって私達のこと?「4番まで出来ない人は1,2番の繰り返しでいいから」とマイクを通しておおっぴらに指示が出た後、先生の教室の生徒達が皆舞台に出てセビリア-ナスを踊ることに。

私は、ありがたく1番と2番を繰り返し踊ったが、もう心臓バクバク。今思えば初々しかったあの頃だ。戻ってきたら友達に「見劣りしてなかった」と言われ、非常に喜んだ。

これが私が人前でフラメンコを踊った最初の最初、1回目でございました。



© Rakuten Group, Inc.